30代から始めた歯科矯正。どうして決断したのか、時系列で振り返ります。
今回は、私が30代を過ぎてから歯科矯正を始めた理由について、これまでの思考の流れを時系列で振り返ってみたいと思います。
学生時代から現在に至るまで、矯正に対する気持ちの変化や迷い、そして最終的に矯正を決意した理由を、リアルなエピソードとともにお伝えします。
学生時代:矯正なんて一度も考えたことがなかった
小・中・高・大学時代を通して、歯並びに対するコンプレックスはほとんどありませんでした。
服や髪型は人並みに気にしていましたが、歯に関しては無頓着。母に「矯正したい?」と聞かれたこともありましたが、特に必要性を感じずスルーしていました。
なお、当時はクラスに矯正している子が1〜2人いるかどうかという時代。ワイヤーが目立つ表側矯正が主流で、裏側矯正やマウスピース矯正はまだまだ珍しかった記憶があります。
社会人になってから:矯正を意識し始める
社会人になり、自分でお金を稼ぐようになってから、ふと「矯正って、やろうと思えばできるかも」と思い始めました。
というのも、「矯正には100万円くらいかかる」という情報をどこかで知り、貯金が増えてきたことで選択肢のひとつとして意識し始めたんです。
ただ、この頃もまだコンプレックスはなく、「できるかも」「そのうちやれたらいいな」くらいの軽い気持ちでした。
20代後半:初めてのカウンセリングと見送り
20代後半になると、見た目が少しずつ気になり始め、「歯科矯正したいかも」と思うようになりました。
ネットで情報を集め、2021年に初めて矯正歯科のカウンセリングを受けることに。さらに、精密検査(約3万円)まで進み、治療方針も提示されました。
…が、このときは矯正をスタートできませんでした。
矯正を始められなかった理由
- 下調べ不足: メリット・デメリットが整理できておらず、何をどう質問すべきかも不明瞭でした。
- 親知らずの抜歯にびっくり: 矯正にあたって親知らず4本の抜歯が必要と言われ、怖気づいてしまいました。(今は、親知らずだったら抜いてしまえ!と思っていますが)
- 金額の大きさに躊躇: 100万かかると分かっていたものの、30万円の運転免許が今までの人生で一番高い買い物。その私には矯正費用は大きな壁でした。マネーリテラシーがまだまだ低かったことも要因です。
- やりきれる自信がなかった: 数年単位での治療に自分が耐えられるか不安でした。
結果として、3万円をかけて精密検査を受けたものの、矯正には踏み切れませんでした。
でもこの経験は決して無駄ではなく、2024年に他の歯科でカウンセリングを受ける際の判断材料として役立ちました。
30代を超えてから:歯の機能面が気になり始めた
30代に入ってから、ライフプランや健康について考える機会が増えました。
歯に関しても、
- 食べ物が挟まりやすい
- 磨きにくく虫歯になりやすい
- 顎の調子が悪いときがある
といった機能面での不調が気になるように。
もちろん見た目も気になってはいましたが、以前よりも「健康のために矯正したい」という意識が強まり、「35歳までには始めたい」と思うようになりました。
2024年、ついに矯正スタート!
そして2024年。3か月かけて、
- カウンセリングに複数回行く
- 精密検査を受ける
- 自分で矯正についてひたすら調べる
という作業を繰り返し、ついに今の歯科医院に決定。納得して矯正をスタートすることができました。
「やっとスタートが切れる…!」と感じたあのときの喜びは、今でも忘れません。
過去の不安はどう乗り越えた?
以前の私が矯正を始められなかった理由は、時間をかけて調べ、考え、実際に行動することで、すべて解消することができました。
最後に私の背中を押してくれたのは、次の3つの思いです:
- 「きれいな歯並びになりたい」という強い気持ち
- 「矯正した人生を歩んでみたい」という憧れ
- 「もし何か起きても、なんとかする!」という覚悟
もちろん、夫や姉など、身近な人にも相談しました。
矯正はまだ途中。でも後悔はゼロ!
現在、矯正の真っ最中ですが、後悔は一切ありません。
歯並びが徐々に整っていくのがうれしいし、人間の体の仕組みに感動すらしています。もちろん大変なこともありますが、矯正ならではの“あるある”も積み重なっていくのがちょっと楽しいです。
「やってよかった」と本当に言える日は、矯正が終わってからだと思いますが、その日を信じて、これからもじっくり頑張ります!