抜歯 or 非抜歯?最終的に8本抜く決断をした理由|歯科矯正体験談

矯正を始める前(病院選び・始めた理由)

こんにちは、おるどんです。

この記事を読んでくださっている方は、矯正で歯を抜くかどうかで迷っていると思います。

結論からお伝えすると、私は矯正治療で合計8本の歯を抜く決断をしました。

  • 親知らず:4本
  • 4番(第一小臼歯):4本

現在の抜歯状況は以下の通りです👇

  • 親知らず:1本抜歯済み
  • 4番:4本すべて抜歯済み
  • 残りの親知らず3本は、矯正終了後に抜歯予定

1.なぜ、私は8本も抜くことにしたのか?

正直なところ、カウンセリング前の私はこう思っていました:

「抜くのはせめて親知らずだけにして、その空いたスペースでなんとかならないかな…?」

しかし、考えが変わったきっかけがいくつかあります。


🌀 気持ちを変えた3つのきっかけ

・非抜歯で失敗した人の体験談を読んだ

「非抜歯で矯正したけど、口元が出てしまった」「後戻りした」などの声を見て不安に…。自分なりに非抜歯のリスクも調べました。

・日本矯正歯科学会の見解を読んだ

抜歯・非抜歯の基準や、ケースごとの対応を見て、**「素人が判断するものではない」**と痛感。

・複数の医院で非抜歯の提案がなかった

私は5つの矯正歯科を回ってカウンセリングを受けましたが、どこでも「4番の抜歯が必要」と言われました

最初に行った医院で、「親知らずだけ抜いて矯正するのは無理ですか?」と質問したのですが、
先生にあっさり「難しいですね」と言われてしまい、正直ショックでした。
ただ、――他の医院でも結局同じように4番抜歯を勧められました。


❓ なぜ親知らずだけじゃだめなの?

うろ覚えな部分もありますが、以下のようなことを先生方に教えてもらいました。

・親知らずは歯列の最も奥に位置しているため、そのスペースに前方の歯を大きく移動させるには時間と高度な力のコントロールが必要になる。また、奥歯を後方に大きく動かすと、かみ合わせに悪影響が出るリスクもある。

・本来必要なスペース量に対し、親知らずを抜いた程度のスペースでは不十分なことが多い(親知らずって大きいのでスペースが沢山できるものだと思っていました)


💡 抜歯の決断を後押ししてくれたもの

色々な情報や先生の意見を踏まえ、最後に私を後押ししてくれたのは…

・8本抜歯で矯正されたひろぽん酢さん(@aisuoisi_ne)の体験談を読んだのが、私の背中を押してくれたきっかけのひとつでした。ご自身の経験をエッセイ形式でまとめていて、リアルな声がすごく参考になりました。

・「今4本抜かないと、将来的にもっと歯を失うかもしれない
この考えは、私自身もうすうす感じていたことでもあります。実際にそう説明してくれた先生もいましたし、「今ある健康な歯を守るための抜歯」という考え方に納得できた瞬間でした。

・そして何より決め手になったのは、5つの医院すべてで“4番抜歯”が妥当と判断されたこと。
別々の先生に同じことを言われたという事実が、自分の選択への自信につながりました。


🔍 判断のヒント:専門家の意見+自分で調べること

まずは、非抜歯と抜歯、両方の症例をしっかり調べることが大切です。

そして、非抜歯を推している先生と、抜歯を前提に考えている先生、両方の意見を聞けると判断材料が増えます。

抜歯・非抜歯、どちらが正解・不正解という話ではなくて、自分の歯にはどんな治療が合っているのかを、しっかり情報を集めて納得したうえで決めることが大事です。


【おまけ】親知らずはなぜ後から抜くの?

多くの人は、矯正を始める前に親知らずを含めた抜歯を済ませると思います。

私の場合はちょっと違っていて、親知らず3本が完全に埋伏しているため、矯正後の抜歯となりました。「矯正によって歯列にスペースができることで、生えてくる可能性がある」とのこと。

その方が、埋まったまま抜くよりも安全で簡単に抜歯できる可能性があるとのことでした。

あと、親知らずの抜歯ってけっこう時間も手間もかかりますよね。
だから、親知らずの抜歯を後回しにして、先に矯正をスタートできたのは、正直ありがたかったです。


✍️ まとめ

  • 抜歯か非抜歯かは、専門家と相談しながら決めることが大切
  • 自分の理想や不安と、医学的な必要性のバランスを考える
  • 複数医院で意見を聞くのは大正解

矯正って、決断も治療も大変だけど、きっと未来の自分のためになると思います!
これから矯正を考えている方の参考になればうれしいです。

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