今年、人生で初めて確定申告をしました。
目的は、もちろん「医療費控除」。歯科矯正の治療費が10万円を超えていたので、「これは還付金もらえるチャンスでは?」と思っていたんです。
しかし、結果はまさかの還付金ゼロ。
領収書をきちんと保管して、慣れない申告を頑張って、「えっ、意味なかったの?」という結果に終わった私の赤っ恥失敗談を、反省を込めて正直に書いてみます。
1.結論:源泉徴収額が0円だと、還付はされない
確定申告をして医療費控除を受けたのに、なぜ1円も戻らなかったのか。
理由はシンプルでした。
昨年の源泉徴収額が0円だったからです。
つまり、もともと払っていない税金がないので、還付されるお金も当然ありません。
2.源泉徴収額が0円だった理由
昨年の私は、育休明け&時短勤務で、年収が例年より少なかったんです。
さらに、2024年は定額減税もあり、給与からの源泉徴収そのものがゼロになっていました。
- 育休明けで働いたのは年度の途中から
- 短時間勤務だった
- 定額減税の影響で課税対象が小さくなった
これらが重なって、源泉徴収額は0円。
つまり、医療費控除を申請しても、戻す税金そのものがなかったんですね。
ちなみに、夫も様々な控除を受けて源泉徴収額0円だったので、夫で申請する…という手段も取りません。
3.確定申告にかかった時間と労力
申請にかかった時間は、だいたい3〜4時間くらい。
- 領収書の整理(60分)
- エクセル入力とチェック(90分)
- マイナポータル連携&スマホでの申請(90分)
締め切りも迫る3月の中旬。夫と二人で協力しながら頑張ったんですが…まさかの「何も返ってこない」結末(笑)
4.税務署に電話してみた
申請後、マイナポータルに「処理中の申請はありません」と出て、不安になって税務署に電話してみました。
正直めちゃくちゃ緊張しました。
「無知な質問して怒られないかな…」と心配だったんですが、とても丁寧に対応してくれました!
- 平日昼間に最寄りの税務署へ電話
- 本人確認(名前・住所・電話番号)後、申請内容を確認してもらう
- 「源泉徴収額を見てみてください」と言われてその場で確認 → 0円
- 「還付の対象にはなりません」と説明されて納得
「じゃあ…そもそも確定申告する意味すらなかったってことですね…」と、精一杯の恥ずかしさをにじませながら電話を終えました。
5.思い込みで突っ走った結果
「医療費が10万円を超えたら、控除すれば少しはお金戻るでしょ」
「矯正治療は医療費控除を使え!というネット情報」
…そんな情報で頭がいっぱいで、**「そもそも私は還付される対象なのか」**という視点がすっぽり抜けていました。
矯正の先生に「確定申告するなら、領収書取っておいてね」と言ってもらえたこともありました。
でも、先生も源泉徴収の額までは分かりません。当たり前ですが、最終的には自分で判断しないといけなかったんですよね。
6.今回の反省と、次に向けて
今回の反省点はこちら:
- 還付されるかどうか、事前に確認しなかった
- 申請後に放置していた(確認が5月と遅かった)
- 情報はあったのに「理解」はしていなかった
でも、確定申告の流れや仕組み・反省点もろもろが学べただけでもヨシとします!
今年は去年よりは年収が増えるので、来年の確定申告ではちゃんと還付が受けられる…はず!
【おまけ】変なメールに注意!
ちょうど「還付金まだかなー」と思っていた「還付金のお知らせ」というメールが届いたんですが、これはフィッシング詐欺でした。確定申告シーズンは、こういったことにも要注意です。

まとめ:確定申告=還付じゃない!
確定申告すればちょっとでもお金が戻ると思っていた私。
でも現実は、「そもそも税金を払っていないなら、還付されるものはない」ということでした。
2024年に払った矯正費用は、結果的に医療費控除の対象にはなりませんでした。とはいえ、もともと「お金が戻ってきたらラッキー」くらいに思っていたので、気持ちのダメージはそこまで大きくありません。
収入が減って還付の対象から外れてしまったのは、自分ではどうしようもないことですし、還付を狙って矯正する年を調整するのもなんだか本末転倒ですよね。
これから確定申告で歯科矯正の医療費控除を考えている方に、「こんなケースもあるんだな」と参考にしていただければうれしいです。以上、ちょっと恥ずかしいご報告でした!