歯並びを整えたいけれど、ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどっちにしようか迷う…。そんな方に向けて、私の個人的見解をお伝えします。※あくまで個人的見解なので、参考程度に。
1.結論:歯の状態で選ぶ(矯正医と決める)
結論から言うと、私は選択の余地なくワイヤー矯正一択でした。ある意味、迷う必要がなかったのでラクだったとも言えます。
実は私、かなり歯並びが悪くて…。5件の矯正歯科でカウンセリングを受けましたが、「マウスピースでいけます」と言われたところはゼロ。先生方はみんな「ワイヤー(且つ表側)でないと難しい」と言っていました。
マウスピース矯正について調べると、「目立たない」「取り外せる」「痛くない」といった快適さを強調する情報が多く出てきますよね。当初は私も「マウスピース、手軽でよさそう…でも私は無理か…」と少し落ち込んでいました。
でも実際にワイヤー矯正を始めてみると、歯を押したり、引っ張ったり、沈めたり、特殊な器具を使ったりと、かなり複雑なことをしていて、「私はマウスピースじゃ無理だな」と納得できました。
むしろ、軽度~中程度の症例ならマウスピースで対応できるのかも、と思うようになりました。なので、「マウスピース矯正=やばい!」と断言するような情報には注意が必要だと感じています。
大切なのは、「どちらが優れているか」ではなく、自分に合った方法を選ぶこと。そのためにも、まずは矯正歯科でカウンセリングを受けて、専門医としっかり相談するのが一番だと思います。
2.ワイヤーとマウスピースの比較表
比較項目 | ワイヤー矯正 | マウスピース矯正 |
---|---|---|
治療効果 | ◎(幅広い症例に対応) | △(軽〜中度の症例向け) |
見た目 | ✕(目立つ) | ◎(ほぼ目立たない) |
通院頻度 | △(月1回程度) | ○(2〜3ヶ月に1回) |
取り外し | ✕(固定) | ◎(自分で着脱可能) |
費用相場 | 約70〜100万円 | 約80〜100万円 |
適応年齢 | 子ども〜大人 | 主に成人 |
3.ワイヤー矯正とは?
歯にブラケットとワイヤーを固定して力を加え、歯を動かしていく従来の矯正方法です。
メリット
- 難しい症例にも対応できる
- 医師による管理がしっかりしている
- 実績・技術が豊富
デメリット
- 目立つ(審美性が低い)
- 歯磨き・食事がやや不便
- 痛みや違和感が出やすい
4.マウスピース矯正とは?
透明なマウスピースを使って少しずつ歯を動かしていく矯正法。代表的なのは「インビザライン」です。
メリット
- 目立たない・バレにくい
- 食事や歯磨きのときに外せる
- 金属アレルギーの心配がない
デメリット
- 装着時間(20時間以上/日)を守らないと効果が出にくい
- 重度の歯列不正には不向き
- 自己管理が必要
5.どっちを選ぶ?判断ポイントまとめ
ワイヤー矯正が向いている人
- 重度のガタガタ・八重歯など複雑な症例
- 確実に効果を出したい人
- 取り外しを気にしたくない人
マウスピース矯正が向いている人
- 軽〜中度の歯並び
- 見た目を重視したい人
- 自己管理ができる人
- 金属アレルギーが心配な人
6.それぞれ、デメリットの実際を考えてみる
ワイヤー矯正のデメリット
- 目立つ(審美性が低い)
⇒ 矯正していることが「歯並びを良くするために自分で考えて行動している人」とプラスにとらえてくれる人もいます。私としては「矯正してるんだね」と友達と話題になるのも楽しいです。また、いざブラケットがつくと開き直って「私矯正しています!」と堂々口元を見せられるようになりました。
- 歯磨き・食事がやや不便
⇒ 手間と面倒さは否定できません。歯磨きは逆に徹底するようになります。食事は、食べれるものを探す謎の楽しさが生まれます。
- 痛みや違和感が出やすい
⇒ こちらも否定できません。慣れるスピードや痛みにどれだけ耐性があるかは人によります。
マウスピースのデメリット
【デメリット】
- 装着時間(20時間以上/日)を守らないと効果が出にくい
⇒ 1日数時間外していいタイミングがあるのは、ワイヤー患者からするととても羨ましいです。やっぱり「口の中全部きれいにに磨きたい!」「おもいっきり食べたい!」と思うときがあります。
- 重度の歯列不正には不向き
⇒ 否定できない。何はともあれ、矯正医と相談のうえ検討するべき。
- 自己管理が必要
⇒ 自己管理はもちろん必要ですが、これはワイヤー矯正も同じです。マウスピースはきちんと装着時間をまもったり、マスピースを交換がありますが、ワイヤー矯正もきちんと歯磨きをしたり、食事に気をつかったりします。
まとめ
ワイヤー矯正とマウスピース矯正にはそれぞれメリット・デメリットがあります。大切なのは、自分の歯並びと生活に合った方法を選ぶこと。どちらも人によっては正解であるし不正解でもあります。
なによりも大事なのは矯正歯科でカウンセリングを受けて、医師と相談しながら最適な方法を選んでみることです。